松浦幹太. ``電子セキュリティトークンのモデル化と応用'', 2002年暗号と情報セキュリティ・シンポジウム(SCIS2002)予稿集, Vol.I, pp.73-78, Jan. 2002. (全文(PDF))
(Abstract) 情報セキュリティ技術のおかげで,様々な電子トークンが取引可能となる.それらのトークンには,例えば購入時に検証に合格した電子証明書が使用時にも合格するとは限らないなどの理由により,価格変動以外にも予測不能な価値変動リスクが伴う.このようなリスクに対処する方策として,派生物の導入によるリスクヘッジが考えられる.残念ながら,完全に電子化されたネットワークの世界では,古典的な理論のモデルや仮定がすべて利用できるとは限らない.本論文は,ネットワーク社会に即したリスク管理理論の基礎を提示し,その工学的応用の可能性を示すことを目的とする.
(Keywords) 電子取引, 電子証明書, 電子トークン, 派生物, 価値変動リスク, リスク管理.

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