副島 晋, 松浦幹太, 今井秀樹. ``電子権利流通方式対に関する特性分析'', 2002年暗号と情報セキュリティ・シンポジウム(SCIS2002)予稿集, Vol.I, pp.223-228, Jan. 2002. (全文(PDF))
(Abstract) 電子権利を流通させる技術は、電子社会を構成する上で極めて重要である。電子マネーもその一種であると見なせる。従来、個々の電子権利流通方式それぞれ単体で研究がされてきた。しかし本来、権利を渡す場合には何らかの対価となるものとの交換がなされると考えるのが自然である。その対価も広義には権利であり、電子権利流通方式は、2つのシステムが稼働している環境で考察すべき研究対象である。本論文では、ある具体的な電子権利流通方式について方式単独では可能となってしまう攻撃例を取り上げ、対価と交換するという状況での攻撃防止法を提示して「方式対を考察することの重要性」を説く。
(Keywords) 電子権利、対価、耐タンパー性、権利定義、トークン

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