松浦研究室の主要な研究

暗号

（キーワード）: 公開鍵暗号, IDベース暗号, 放送暗号, 鍵管理, 量子暗号, 証明可能安全性, 電子署名, ハッシュ関数

暗号技術は、誰もが安全に情報をやり取りできる社会システム構築に必要不可欠な技術です。特にネットワークセキュリティの基盤技術として暗号技術は益々重要性を増しています。私たちは、安全性や効率性の高い実用的な暗号技術はもちろんのこと、一見両立しないかのように思える複数の機能を同時に達成する技術など、暗号の高度な応用研究も多数手がけています。例えば、データの中身を見ないで、その中身に対するキーワード検索を行うという、矛盾しているように見える二つの機能を備えたブロードキャスト暗号方式の提案をしました。これにより、プライバシーを維持したまま、メールの中継処理を行うといったことが可能になります。その他にも、鍵漏洩対策、ハイブリッド暗号、ＩＤベース暗号、量子暗号のための鍵配送プロトコル、電子署名などの研究も行っています。

この分野の主要な発表文献

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ネットワークセキュリティ

（キーワード）: IPトレースバック, ネットワーク監視, 迷惑メールフィルタリング

安全に通信するには、そもそもネットワークを使えなければなりません。しかも、私たちは安心して使いたいと思っています。そのための身近な技術として、迷惑メール対策や不正の検知、追跡に取り組み、いくつかの世界最高の性能を達成しています。

この分野の主要な発表文献

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セキュリティマネジメント

（キーワード）: リスク管理, 金融工学, 投資理論

情報セキュリティシステムのトータルな管理は、人間的側面や社会的側面の問題のために、きわめて難しいものになっています。その多くの部分は、経済的リスクの不確かさが原因となっています。このような問題に対処するため、情報セキュリティに金融工学（オプション価格評価、保険、投資理論）を導入し、ネットワーク社会に即したリスク管理理論の研究をしています。また、公的データを用いた実証研究も世界に先駆けて行っています。

この分野の主要な発表文献

この他、情報セキュリティに関する様々な幅広い研究を行っています。

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