小森 旭, 松浦幹太, 須藤 修. ``電子商取引における紛争解決のための電子証拠物に関する分析'', 2002年暗号と情報セキュリティ・シンポジウム(SCIS2002)予稿集, Vol.II, pp.627-632, Jan. 2002. (全文(PDF))
(Abstract) PKIによる電子認証は、電子商取引の普及と拡大のために必要不可欠なセキュリティ技術である。したがって、もし署名生成用秘密鍵が第三者に漏洩すると、他者による電子署名の偽造が可能になるとともに、電子署名が取引の証拠として機能しなくなり、消費者に損害が生じてしまう。そこで我々は、証拠性を高めるために、電子署名とは別に新たにMACを加えた方式を提案し、その方式について技術的・社会科学的な考察を行ってきた。これに引き続き本稿では、電子商取引において紛争解決のために用いる電子証拠物について分析を行う。
(Keywords) PKI, 電子商取引, 電子署名, 耐タンパー性, 電子証拠物.

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